今回は、人事担当者向けに面接における言葉のキャッチボールについてお伝えします。
 面接プロセスや面接方法は各社様々かと思いますが、形式的に志望動機や退職理由の回答を聞いているだけでは、応募者の気持ちは動きません。
 面接で会社概要や仕事内容をきちんと説明したうえで、応募者からより多くの回答を引き出すことを意識してください。

 どうしても話を聞くより話したほうが楽なため、面接官が仕事内容などの話に集中してしまい、応募者の回答をただ聞き流してしまうケースがありますが、応募者の回答に相槌を打ちながら興味を持って聞き、さらに質問を繰り返し応募者から本音の言葉を語ってもらうことが大切です。
 少なからず応募者は、面接の準備をして回答を用意してきます。用意してきた回答が悪いわけではありませんが、応募者に多くのことを語ってもらうことで、本質を見抜くことができます。そのためには、回答内容に関心を持ちながらさらにさらに質問を繰り返してみてください。

 応募者は、回答を聞き流されると興味を持たれていないと感じて、積極的に話をしたいと思いません。逆に回答内容について、面接官から「もっと詳しく聞かせてほしい」とさらに質問をすることで、好感を持たれていると感じ面接官に対して信頼感が芽生えます。

 応募者に共通した質問しかしないという面接官がいますが、中途採用では、応募者の経験はそれぞれ違いますので、当然質問も異なります。志望動機、退職理由、自己PRといった定番質問の回答を聞くだけではなく、応募者の回答の信憑性を見極めるうえでも、回答からさらに突っ込んだ質問をして、応募者の回答に興味がある姿勢を示してください。

 長々と面接をおこなうことが良いわけではありませんが、短い時間で形式的な面接であれば、応募者は本当に自分のことを理解してくれているのか不安になります。
 回答に興味をもちさらに質問を繰り返すという言葉のキャッチボールを実践することで、採用後のミスマッチングを防ぐことができるのです。

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谷所 健一郎(やどころ けんいちろう)
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