志望動機で悩んでいる方が多いかと思いますので、第8回は面接官の気持ちを動かす志望動機についてお伝えします。
 新卒採用であれば、実務経験がありませんので、学校で学んだこととの関連性や応募企業の魅力を伝えればよかったのですが、中途採用では、これまでの経験を通じて応募企業で発揮したい能力と応募企業だからこそ入社したい魅力について、志望動機として伝えることを考えてみてください。

 私が以前経理職の面接で志望動機を訪ねたら「経理の経験があるから志望しました。」とだけ回答した方がいましたが、これまでの経験が生かせることも大切ですが、なぜ自社なのかという回答がなく自社への入社意欲に欠けると判断して、採用に至りませんでした。

 面接官は、求める職務のマッチングと共に、なぜ自社なのかという理由を気にします。ですから「~をしたいと考えていたところ、御社の○○という求人を拝見し、まさにこれまでの~という経験を生かしていけると考え志望しました。特に御社の~という点に大変共感しています。」と伝えてみてはいかがでしょうか。
 「~をしたい」については、退職理由の嫌だからという理由と関連させて、前職ではできず応募企業で実現できることとして説明することもできます。

 未経験の職種に応募する方は、「前職の仕事を通じて~に就きたいといいう気持ちが強くなっていたところ、御社の求人を拝見し~という点に大変共感しました。これまでの~という経験を生かして短期間で戦力になれるよう頑張ります」と回答します。前職の経験を通じて就きたい職種が見つかったというストリーと共に、汎用できる経験や自己啓発していることを生かして短期間で戦力になれるよう頑張りたいという気持を伝えるといいでしょう。

 応募企業だからこそ入社したい理由が見つからないと嘆いている方がいますが、応募企業のホームページや求人情報をチェックしてください。正解はありませんから、応募企業の特徴、経営方針、商材、サービス内容、社長の考え方などきちんとリサーチをしてみることで、他社ではなく応募企業だからという理由が見出せるはずです。

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谷所 健一郎(やどころ けんいちろう)
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 https://cdomain.jp/index.html