前職を辞めてからのブランク期間が長くなり、転職にマイナスになると考えている方がいます。確かに企業は、ブランク期間が長くなることで、実践力や労働意欲に懸念を抱くケースがありますが、6ヵ月でもブランク期間が長いと捉える企業もあれば、1、2年のブランク期間など関係ないと考える企業もあります。

 採用担当者は、応募者のアピールが弱いと職務能力などに疑問を抱き、ブランク期間や退職理由についてより詳しく知りたいと考えます。別の言い方をすれば、求めている職務能力を満たしていれば、ブランク期間はそれほど気になりません。

 ブランク期間について、何もしていなかった、あるいは転職活動をしていたが上手くいかなかったという回答では、採用担当者は不安になりますので、できれば応募企業で生かせる自己啓発をしていることを検討してみてください。自己啓発が応募企業で生かせることが前提ですが、今日から自己啓発をスタートすれば、これから応募する企業へアピールできる材料になります。

 「転職活動と共に、○○の自己啓発をしてきました」という内容であれば、何もしていないよりずっと有効な説明になります。やりたい仕事に就くために、自己啓発しながら一時的にアルバイトに従事していたという説明も問題ありません。

 病気や怪我などによるブランク期間は、完治しているならばあえて伝えない方法もありますが、伝える場合は、業務に支障を与えないことまで伝えてください。

 結婚や子育てなどでブランク期間があり、再就職を考えている場合も同様に、就きたい仕事についてスキルや知識を高める努力をしていることをぜひ伝えてください。仕事から離れていても、友人などの仕事の手伝いやPTAの経験なども、簡潔に伝えることで仕事の勘が鈍っていないと判断されます。

 職務経歴書の末尾にブランク期間について、簡潔に記載しておくことで、面接で問われない可能性があります。
 ブランク期間を必要以上に気にしないでください。前述したように求める仕事に対してアピールが弱いとブランク期間について執拗に問われます。
 応募企業で発揮できる職務能力を積極的にアピールすることが、何よりも大切です。それでも過去ばかり気にする企業であれば、ご縁がない企業だと捉えてください。

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谷所 健一郎(やどころ けんいちろう)
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 https://cdomain.jp/index.html