企業のなかには、ベテラン社員しかできない技術やスキルがありますが、特定の社員に偏らず技術やスキルを習得するための技術のマニュアル化について考えてください。
仕事は経験して覚えるものだと言ってマニュアル化に反対する技術者がいますが、誰でも習得できるマニュアルがなければ、技術の継承が上手くいかず衰退してしまうかもしれません。

マニュアル化することで、自分のポジションを危ぶむ社員がいますが、ベテランの社員は、技術者としての仕事の他、技術の継承、品質管理、社員教育などやる仕事は多くあります。決して仕事を奪うものではなく、より重要なポジションを担ってもらうという説明を丁寧におこなってください。

私が以前在籍していた天ぷら専門店つな八は、先輩社員の職人としての技術を、見て覚えるのが当たり前でした。ミスをしたら、カウンター越しのお客様が見えない足元をおもいっきり蹴り身体で叩き込んだそうです。いまそんなことをすれば社員が定着しないどころかパワハラで訴えられるかもしれません。それでは優秀な職人が育たないと考え、多くのベテラン職人の力で教本を作成しました。だれでも教本を読めば、やるべきことが見えてきます。もちろん体で覚えなければ美味しい食事を提供できませんが、前提となる知識があることで習得期間が短縮できます。

ちなみに寿司職人も一人前になるには長期間かかると言われていますが、寿司職人の学校では3ヶ月で育てることができるそうです。

企業がこれからも高い技術力を維持しながら安定した発展を遂げてられるためにも、固定観念に捉われず、マニュアルの整備をおこなってください。
今後オンラインで教育するケースも出てきますので、文字だけでなく映像を活用する方法もあります。
マニュアル化が、企業発展のためのキーワードなります。

採用時の適性検査がミスマッチングを防ぎます。
Compass-WEB適性検査 https://cdomain.jp/tekisei.html
ミスマッチングを防ぐ採用のために、コミュニケーション能力、チャレンジ志向、ストレス耐性など入社後のパフォーマンスに直接関連する項目を評価します。WEBだけでなく紙面でも検査ができます。
導入費用がかからず自社で管理ができ、すぐに導入できます。5名様まで無料トライアル実施中です。ぜひ活用してください。

<<お問い合わせ>>
谷所 健一郎(やどころ けんいちろう)
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 https://cdomain.jp/index.html